子どもの頭をよくするために遊びを保障すること

教育
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子どもの頭を良くしたい!というのは親であれば、誰でも願うことだと思います。
私もかつて、頭の良い子にするためにと長女Sunに生後3か月から早期教育を始めた一人です(;’∀’)

 しかし、いわゆる読み・書き・そろばんなどの「お勉強」をすることより先に遊びをとことん追求することの方が大事!ということが分かりました。

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これからの時代に求められる能力

 テクノロジーが急速に発達して、AIが生活の中に入り込み、かつては人間が行っていたことをAIが早く・正確に・休みなく働いてくれるために、職業構成が大きく変わってきている時代です。

 心理学者で、神奈川大学人間研究科教授の杉山崇教授によると、読み・書き・そろばんなど習ったことを再現する「テクニカルスキル」の部分は、いくら鍛えてもAIにはかないません。

では、人間にできてAIにできないことは何か?

それは新しい価値を生み出すことや、企画力などの「コンセプチャルスキル」や、人間関係を形成し、維持していく「ヒューマンスキル」の部分を鍛えることであると杉山教授はおっしゃいます。

 意欲や創造力、コミュニケーション能力などのテストでは測れない非認知能力を伸ばすことが重要であり、それを鍛えてくれるのが「遊び」であることを知りました。

 また、今盛んにおこなわれている教育改革のキーマンの一人である、文部科学省大臣補佐官で東大の教授である鈴木寛先生によると・・・

 ITの進化によって、人間の働き方そのものが変わってしまった時代。
これからの時代、これさえあれば人生安泰というのはどこにもなく、自分はこれをやってみるという試行錯誤の繰り返しで、自分なりの答えをつかんでいくしかない時代。

こうした時代に親がすべきことは

  • わが子の専門家になって
  • 徹底的にわが子を観察し
  • 何にハマるのか、何に不向きなのかを見抜き
  • ハマったものを伸ばすリソースを適切なタイミングで提供してやること

と語っていらっしゃいました。(雑誌「プレジデントファミリー2017秋号」より)

やはり、親は子どもが意欲をもって遊びを深める様子をきちんと「見ていく」必要があるということですね。

ノーベル賞受賞者も幼少期はとことん遊んでいた

 頭の良い人といえば、ノーベル賞受賞者の方々を思い浮かべると思いますが、歴代の受賞者の方々も幼少期は自然との関わりのなかで、とことん遊びを追求していたということが分かりました。

  • 2008年 ノーベル物理学賞 益川敏英教授
    学校から帰ると、すぐにカバンをおいて暗くなるまで外で遊んでいることが多かった。
    母親が先生に「うちの子は一切勉強をしないので、宿題を出してください」というと先生は「宿題は毎日出していますが、お宅の息子さんはやってこない」と言われ、母親から2時間もお説教されたにも関わらず、宿題の一切を拒否していた。

  • 2012年 ノーベル生理学・医学賞 山中伸弥教授
    タイヤを転がし、ブランコ・シーソー・鉄棒など創意工夫をこらした遊び方をしていた。家ではラジオをしょっちゅう分解しては親に怒られた。

  • 2015年 ノーベル生理学・医学賞 大村智教授
    家が農家だったために、毎日農作業をしていた。ご近所でも有名ないたずらっ子で「悪玉」とよばれ、ベルトを振り回すなどしてしょっちゅうケンカしていた。

と、少し調べただけでもこのようなエピソードが分かりました。

 昔は、子どもたちのすぐそばにあった自然が、今は便利さの追求とともに失われ、わざわざ足を運ばなければ触れられないものになってしまっています。

 自然にある植物・土・水・光・小動物・昆虫などが遊び相手であり、それらをおもちゃとして自由に使えたのですが、今はそれがかないません。

 なので、家の中に自然を再現するかのごとくに「自由に好き放題にできる空間」が子どもには必要になります。

リビングに「おもちゃ空間」と「机上空間」を

 子ども部屋という独立した個室ではなく、家族のなかで暮らしていることを感じながらも、自由に遊ぶことを保障される子どものための空間が必要になります。
 母親はこの空間で遊ぶわが子を「見る」=受け止めようとすることが大事になります。

おもちゃはおもちゃ箱ではなく、オープンラックに並べます。こうすると、子どもは「こうやって遊びたいな」という発想から、タイムロスなくパッと行動に移せます。

 どこに何があるかを決めておくことで、子どもでもどこに何があるか分かるし、戻すこともできます。

おもちゃ空間の作り方は以下の通りです。

  1. キッチンかリビングの一番見通しの良いところに位置を決める
  2. 一畳ほどのカーペット(めくれない丈夫なもの)を入れる
  3. 棚を置く(高さ60センチくらいのオープンラックがベスト)
    →材料:はじめから野菜やお菓子の形をしたものより、なるべく抽象的なもの(花はじき・チェーンリング・フェルトボール・どんぐり・毛糸・布など)を揃えると子が自由にイメージして遊びやすい。
     道具:鍋・包丁などの調理器具類、食器類など材料をコントロールするもの
  4. 台所空間、ままごとテーブルを入れる
  5. 人形ベッドを入れる
  6. ついたてをたてる
  7. 屋根をつける

おもちゃ空間とは別に、お絵かきをしたり、折り紙や工作、読書をするための座卓をおいた机上空間を設置します。ここはお勉強ごっこをする空間です。

机上空間の設置は以下の通りです。

  1. リビングの一角や壁際など、子どもが落ち着いて座れるところに位置を決める
  2. テーブルとイス、あるいは座卓を置く
  3. 棚を置く
    →本、楽器、ゲーム(カードゲームやボードゲーム)、画材、工具、刃物、裁縫道具、折り紙、厚紙、木片、布、毛糸などおもちゃではない、遊びのための材料と道具が入ります

そして一番重要なことは「片づけは親の仕事である」という認識です。
これは世間一般の常識とは異なる点ですね。

しかし、「失われてしまった自然」の再現が「おもちゃ空間」でしたね。
自然は自然に自然が片付けてくれ、片づけを強要されません。ですから、自由に遊べるのです。
片づけなさい!って後から言われるとしたら、遊びは委縮してしまいます。

おもちゃ空間が乱れると、遊びは停滞し始め、複数で遊んでいる時はケンカが始まったりします。
なので、時々元に戻しに入り、空間を再生します。
子どもの成長を祈り、「いくらでも遊びなさい」という気持ちで戻します。

こんな風に親が片付けてあげると片づけのできない子になってしまうのでは、と思われますか?

ノンノンノン( `ー´)ノ!

 親が片付けることによって、気持ちがいい、ということを体感としてして持っている子は、甘えられない場ではしっかりと片付けができるのです。
必要な場面では、しっかりと判断してとるべき行動をとれるようになりますので、ご安心下さい。

我が家ある日の遊び

 先日の土曜日の午前中

Sun
Sun

ママ、いいこと思いついちゃった!新聞紙ちょうだい!

と工作が始まりました。

Sun
Sun

Sunね、これでちょうちょの羽作るんだよ。

と新聞紙をジャバラに折り始めました。
お姉ちゃんのやることは何でも一緒にやりたいMoonも参戦!

Moon
Moon

Moonもやるぅ!

MammaRieri
MammaRieri

Moonもやるね。じゃ、これどうぞ。

折りあげてみると、やはり新聞紙の特性上へたってしまい、羽のように広がりません。

Sun
Sun

ねぇ、どうしたらいい・・・?

と困り顔だったので、

MammaRieri
MammaRieri

針金があるよ。使う?

と針金を渡しました。

Sun
Sun

お~~!それならできるわ(^^♪ちょうだいちょうだい!

と適当な長さに切り(針金の先が羽の先端より出ると危険なのですが、そうならないように長さも長すぎず、へたり過ぎない長さに切っていました)、羽の上部にテープで貼り付けていきました。

う~、折るのできないよ。

新聞紙は柔らかくて、Moonにはジャバラに折る際の力加減のコントロールが難しいのです。

MammaRieri
MammaRieri

ペラペラで難しいね。じゃあ、半分こにして折ってみたら?

Moonは新聞紙を半分に畳んで折ることを提案。

Moon
Moon

うん、これならできる♪

Sunは、針金を貼り付けて羽のように広がるようになったので、今度は下向きの触角のような飾りを作るために、新聞紙を棒状に丸めて行きました。

それを取り付け、次は背負うためのベルトも新聞紙を棒状にして取り付けました。
いよいよ完成!!

Moonも一生懸命にSunのやることをマネして同じようにしています。

ベルトのところなどは、ぐちゃぐちゃになってしまってもはや羽なのか何なのか?ですが、でいいんです(*^▽^*)♪

本人はすごく満足そうに踊り回っていました( *´艸`)

こうして、Sunは自分の頭に描いたイメージをどのように再現するかを試行錯誤していました。
こういう遊びが大事だなぁと感じます。

ちなみに、やはり遊び終わったあとは新聞のクズやらハサミやペンチなどが散らかります。

MammaRieri
MammaRieri

はさみをまず戻してね。新聞のクズはごみ箱に入れてね。

と、やるべきことは伝えますが、きれいに空間を戻すのは私の役目です☆

こんな風にどんどんクリエイティブに遊んで行って欲しいなぁと思うのです。

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